アウトバウンド型BPO企業が直面する三大課題と解決法
目次
三大課題とは?
①優秀なマネージャーへの業務負荷の偏り
現在、コロナ禍における業務のリモート化への対応で、オペレーションが非効率化してきています。さらに、優秀なマネージャーへ業務負荷がかかってしまうことによる弊害が生じてきています。②リモート前提での教育制度の見直し
従前から行っていたロープレ研修ができないことにより、教育のオンライン化を導入する企業が増えました。しかし、期待していた程の効果が見られず、どのように見直したらよいかわからない状況となっています。③コンペで勝つための競合との差別化
BPOプレイヤーは年々増え、競争が激化してきています。さらに、顧客サイドではBPOから内製化したいニーズが顕在化してきています。 Y氏(※進行役):このような三大課題が挙げられますが、最近の情勢はいかがでしょうか? I氏(※講師):そうですね。アウトバウンドのBPOは、業界自体の参入障壁が比較的低いという特徴があり、まさに今挙げていただいた三つの課題は常に発生するものだと思います。三大課題の深掘り/解決策
①優秀なマネージャーへの業務負荷の偏り
よくあるBPOプロジェクトの例を挙げて深掘りしていきたいと思います。チームにおける負の連鎖は以下のようにして発生します。- マネージャーのスキルにバラツキがある
- 優秀なマネージャーにプロジェクトが集まる
- 優秀なマネージャーの業務が過多になる
- 手が回らないプロジェクトから、契約終了・失注
②リモート前提での教育制度の見直し
Y氏:リモートワーク対応に伴い、会議室での1on1によるロープレができなくなったり、隣りに座って電話の内容を聞けなくなったり、オンラインでのロープレをやるが、手ごたえを感じられなくなったり、教育がやりづらくなったと感じている方が多数いらっしゃるのではないでしょうか? リモート環境でも十分に教育ができるためのステップについて述べたいと思います。 【リモート環境でおススメの教育方法】- データ・ファクトによる可視化
- ファクトベースのフィードバック
- セルフコーチング
③コンペで勝つために競合との差別化
Y氏:価格の安さで勝負しないためには、以下2つの要素が必要となります。- 全社でのメンバースキルを担保
- 自社独自のノウハウを作る