東京工業大学 環境・社会理工学院

何時間もかかっていた作業が大幅短縮 重要な研究に最短で辿り着ける

  • 業種 その他
  • 従業員数 1-50名
何時間もかかっていた作業が大幅短縮 重要な研究に最短で辿り着ける

社会技術をどのように社会へ還元させるのか、また人のニーズと科学技術をどのようにマッチさせるのかについて研究をされている東京工業大学 環境・社会理工学院の大橋 匠氏。営業向けツールであるMiiTel Meetingsを、研究現場でどのように活用されているのかお話を伺いました。

取材対象者プロフィール

東京工業大学 環境・社会理工学院
助教 大橋 匠

2018年、東京工業大学博士後期課程および技術経営専門職学位課程修了。博士(工学)、技術経営修士(専門職)。2018年より同大学環境・社会理工学院助教を務める。2019〜2020年度には、スタンフォード大学Center for Design Researchで客員助教を務めた。博士後期課程では、電子デバイス研究に従事した傍ら、技術を社会へ如何に実装するかに興味を持ち、現在では、畜産、介護、災害避難などさまざまな領域で人間中心デザインの実践と研究を行う。

課題点

  1. コロナの影響で現場に行くことができない中でも研究を進める必要があった
  2. 研究過程において重要な作業ではない文字起こしに負担がかかりすぎていた

自動文字起こし機能でオンラインでも研究を推進

— MiiTel Meetingsを導入されたきっかけを教えてください。

大橋:知り合いから紹介されたのをきっかけに興味を持ち始めました。2年程前に私がアメリカにいた際、Zoomで文字起こしができるツールを使っていました。それが便利だったため、日本語に対応したツールを探していたのですが、英語でスムーズに文字起こしができるツールはあるものの、日本語に対応した便利なツールがなかなか見つけられない状況でした。

我々の研究では、実際に農業や介護の現場に赴き、専門家にインタビューする必要があります。そのインタビューの言葉がそのまま分析対象のデータとなります。そのため、なるべく一字一句逃さないように文字起こしをしなければならないのですが、1時間ほどのインタビューでは非常に膨大な情報量になります。この文字起こしの作業を自動化できないかと考えていたところ、MiiTel Meetingsの存在を知りました。調べてみると、費用もそこまでかからず、使い勝手も良さそうだと感じて使用し始めました。

— 現在どのようにMiiTel Meetingsを活用されていますか?

大橋:オンラインのインタビュー時に、ZoomとMiiTel Meetingsを連携して活用しています。本来は農家や介護現場へ出向いてオフラインでインタビューを行っていましたが、コロナ禍において現場に行く機会は非常に少なくなってしまいました。そのため、オンラインのインタビューが増えたため、その際にMiiTel Meetingsの自動録音と自動文字起こし機能を活用し研究を進めています。

作業量が1/3にまで削減
重要な作業にすぐに繋げるためのツール

— MiiTel Meetingsを導入したことで、どのようなメリットがありましたか?

大橋:導入メリットは、大きく分けて2つあると考えています。1つ目は、作業時間が大幅に短縮されたことです。現在はMiiTel Meetingsで文字起こしされたテキストを見ながら音声を聞いて確認し、間違ったところを訂正したり、追加したり、順番を変えたりといった作業のみになりました。

また、インタビューで重要なポイントの一つとして、話者分離が挙げられます。これまではボイスレコーダーを手元に置いて録音し、何度も再生したり巻き戻したりを繰り返して手入力していました。ところがMiiTel Meetingsでは、高い精度で話者をきれいに分離してくれる上に、テキストが自動で生成されます。おかげで作業量は約1/3ほどにまで削減でき、かなりの負担軽減につながっています。

専門用語への対応もMiiTel Meetingsの機能が役立っています。本来が営業向けツールということもあり、最初は言葉が営業関連の用語に変換されていました。しかし辞書機能に予め単語を追加することによって、我々が日々用いるような専門用語を認識してもらえるようになりました。ユーザー側で簡単にチューンアップできるのがとても素晴らしい点だと感じています。

2つ目はZoomとの連携です。特に意識せず録画をして、気軽にアップロードできるのは便利です。本来我々の仕事の中では、文字起こし作業に大きな価値はありません。その先にある分析や結果をいかに早く出せるかということが重要になりますので、MiiTel Meetingsによって本当に価値のあることに時間を使えるようになったことはとても大きな意味があります。今後は、インタビューから直接分析につなげる方法も計画していますので、これまで以上に価値の高い工程に時間を割けるようになると考えています。

— MiiTel Meetingsを導入検討中のお客様に対してメッセージがあればお願いします。

大橋:我々の仕事は、現場の方々の生の声をデータとして収集、比較、解釈し、それを研究成果としてアウトプットしていくことです。インタビューの書き起こしは、データの前処理に当たる工程で研究者としての価値を発揮しづらい部分ですが、これを使い勝手良く効率化できる点で、研究機関でもMiiTel Meetingsを活用できると考えています。実際に導入してからは書き起こしが感動的に楽になったので、ぜひ気軽に試していただきたいです。さらに大学で購入するツールやソフトウェア類の中では、非常に安価な部類なのもおすすめできるポイントです。

— 最後に今後MiiTel Meetingsをどのように活用されるのかをお聞かせください。

大橋:今はまだアカウントが1つでインタビューも月に1本程度です。しかし作業効率が上がることが証明できたので、今後は本格的に研究室全体で使いたいと考えています。

またこれからコロナが落ち着いて現地に行くことが増えた場合には、Zoomを立ち上げながら現地でインタビューをすることはまずありません。その際は、録画したMP4データをアップロードする機能を用いて、引き続きMiiTel Meetingsを活用していきたいと考えています。

— ありがとうございました!

東京工業大学

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